インタビュー[工場見学]

美鈴紙業本社・大阪工場での工場見学の模様をレポートします。

段ボール製品ができるまで

段ボール製品が作られる一連の流れをご説明します。
美鈴紙業では、段ボール原紙から段ボールシートを作り、
それをケースや仕切り・その他の段ボール製品に加工しています。

【図解】段ボール製品ができるまで
【写真1】巨大なトイレットペーパーのような段ボール原紙

【写真1】巨大なトイレットペーパーのような段ボール原紙

【写真2】写真奥の部屋で、裏面と波状に加工した中芯が糊付けされます

【写真2】写真奥の部屋で、裏面と波状に加工した中芯が糊付けされます

【写真3】猛スピードで出てくる段ボールシート

【写真3】猛スピードで出てくる段ボールシート

コルゲート

工場の入り口を入ると、巨大なロール状の段ボール原紙が積まれていました。とても迫力のある大きさに驚きです。【写真1】

段ボールシートを作るには、その巨大な原紙をコルゲートにセットします。 そして裏面と波状に加工した中芯を貼り合わせ【写真2】、最後に表面の原紙を貼り段ボールシートが完成します。
天候や湿度によって機械の微調整が必要なため、常に人の目で厳しくチェックされています。

1枚のシートになった段ボールは、使用サイズに断裁されます。段ボールシートが、猛烈なスピードで大量にベルトコンベアを流れてくる姿は圧巻です。【 写真3】

担当者の声 製造一課 コルゲート 課長 春田和孝

【モットー】うまくつくること

「うまくつくる」に凝縮されていますが、常に安くて良いものを生み出す気持ちを持っています。シートは生き物に例えられるような管理の難しいデリケートな部分がありますが、他社に負けないキレイなシートの貼合を目指しています。また、お客様の様々な要望にお応えできるように努力しています。

製造一課 コルゲート 課長 春田和孝

FFG(フレキソ・ホルダー・グルア)

奥に進んでいくと、さまざまな色のインクが隣に並べられた機械が姿を現します。この機械はコルゲートで作った段ボールシートに印刷をし、溝切りや糊貼りを加え、A式ケースを作ります。【写真4】

コンピュータ制御で効率よく生産が行なわれますが、最終的な機械の微調整は人の力が必要になります。オペレーターが真剣な眼差しで機械とにらめっこしている姿が印象に残りました。【写真5】

担当者の声 製造二課 FFG 水澤彰悟

【モットー】速く、良い製品を

お客様にとって使いやすい箱とは何かを考え、ケースの中に入るものによって細かい対応をしながら製造しています。また、見た目にも美しいケースづくりを心がけ、特に印刷には力を入れています。美粧性の高い印刷も増えてきていますので、対応できるように版や機械を整備して準備しています。

製造二課 FFG 水澤彰悟

【写真4】段ボールシートに印刷を加え、A式ケースへ加工します

【写真4】段ボールシートに印刷を加え、A式ケースへ加工します

【写真5】手前のモニタにFFGの状態が映し出されます

【写真5】手前のモニタにFFGの状態が映し出されます

FFGで作られたA式ケース

FFGで作られたA式ケース

【写真6】この木型をCMにセットして型抜きします

【写真6】この木型をCMにセットして型抜きします

【写真7】切り抜かれた段ボールが、パレットにどんどん積み上がっていきます

【写真7】切り抜かれた段ボールが、パレットにどんどん積み上がっていきます

CM(カートンマスター)

CMは、FP(フレキソプリンター)で印刷された段ボールシートを、【写真6】の木型と呼ばれる平らな型板を使って、さまざまな形状に型抜きする機械です。【写真7】
木型には、折り曲げるところは折れ線用の刃が、切り抜いたり切断するところには切断用の刃が付いています。

実はここでも人の手が必要で、お天気や湿度・段ボールシートに含まれる水分量によって、毎回木型の刃の高さを微調整しなければ、きれいに型抜きできないそうです。

担当者の声 製造二課 自動平盤打ち抜き 福吉朋樹

【モットー】対話しながら製造すること

お客様の求めているものを的確に捉え、満足していただける抜き加工を目指しています。各方面との対話を欠かさず、提案も交えながら確かな品質のものをお客様や後工程に提供できるように心がけています。

製造二課 自動平盤打ち抜き 福吉朋樹

OTG(ワンタッチ・グルア)

CM(カートンマスター)によって型抜きされた段ボールは、工場二階のこの機械によって、折りたたみ糊付けされ、段ボールケースとなります。【写真10】

印刷や型抜きの工程を経た段ボールはとてもデリケートで、折りたたむ角度がほんの2〜3度ズレるだけで、箱としてうまく組上がらなくなります。また糊の濃度や量も絶えず調整しているそうです。【写真11】

最終工程なので、完成品は人の目で厳しくチェックされていました。【写真12】

担当者の声 製造二課 ワンタッチグルア 猿川真一

【モットー】品質の最終ラインとして頑張っています

前工程の印刷や抜きもチェックしている工程ですので、お客様にベストな製品をお届けできるように、些細な不具合も見逃さないよう目を光らせています。また常に新しい形状や貼り方にチャレンジしながら、どんな新製品にも対応できるようにしています。

製造二課 ワンタッチグルア 猿川真一

【写真10】型抜きされた段ボールが折りたたまれて箱にされていきます

【写真10】型抜きされた段ボールが折りたたまれて箱にされていきます

【写真11】折りたたむ角度が2〜3度ズレると上手く箱になりません

【写真11】折りたたむ角度が2〜3度ズレると上手く箱になりません

【写真12】お客様に伝わる丁寧な作業を心がけています

【写真12】お客様に伝わる丁寧な作業を心がけています

美鈴紙業本社・大阪工場

工場見学を終えて

工場見学の前に、『段ボールは生き物だ』というお話を聞いていたのですが、 実際に製造現場を見て理解できました。 紙という天然資源は非常にデリケートで、手のかかる素材なのです。

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