求める人材について イメージ
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求める人材に
ついて

「アテ」にされる人材。

松下幸之助氏が好んで語った「峠の茶屋」というお話しをご存じでしょうか?

「人里を離れたある峠に、一軒の古ぼけた茶屋があって、ここに一人のおばあさんが住んでいた。このおばあさんは、朝はいつも早くから起きて、毎日キチンと店をあけ、お茶をわかして準備を整え、山越えしてくる旅人を待っていた。旅人の来る日もあったし、来ない日もあった。それでもおばあさんは、毎日キチンとお茶をわかし、キチンと店をあけていた。そのうちに、山越えをする旅人たちは、知らず識らずのうちにこの茶店で休むのが一つの習慣となり、ここで一服するのを小さな楽しみと感じるようになった。
おばあさんもまた、この旅人たちの求めに応えるかのように、少々身体が悪くても、店をあけ、お茶をわかすことを休まなかった。だから、旅人たちは誰もがこの茶店をアテにし、そしてそのアテがいつもはずされないことに安心と喜びをおぼえ、おばあさんは、みんなからとても感謝された。」

幸之助氏は一人の老女と多くの旅人たちとの間に、「見えざる契約」がとりかわされ、その契約をお互いに毎日淡々と果たしているのだと語っています。
「見えざる契約」とは言え、自分の事業や仕事が世の中に役立っているか、社会における存在意義はあるのか、仕事のやりがいはあるのかを省みることは、企業や個人を問わずとても大切な姿勢ではないかと思います。

私たちはそのような「アテ」にされる会社を目指しています。社員の皆さんにも社会、世の中から「アテ」にされるような人物であることを望んでいます。
美鈴紙業はそのような人材を求めています。

代表取締役社長三木 秀一